【ウワサのお客さま】お肉屋さんで付けられたあだ名が「豚」。友人が【豚】になるまでの話。

ウワサのお客さま
雑記
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

先日、【ウワサのお客さま】という番組を見た。

 

簡単に説明するとこんな番組。

いろんな業界の店員さんがあだ名をつけるほど名物になっているお客さまに取材する。

そこでウワサになっているお客さんを探し出し、現れた所で、「あなたがウワサの〇〇さんですか?」と質問する。

お客さんはこの時初めて、自分に付けられたあだ名を知りキョトンとする。

その後の密着取材で事の経緯が判明するという内容。

「ウワサのお客さま」を見て思い出した会話

接客業をしている私としては、かなりあるある感が強いが、その背景には人それぞれのドラマがありとても興味深く見させてもらっている。

そして友人との会話を思い出した。

いつも買い物に行く精肉店では、友人がきっとこんなふうに呼ばれているであろうあだ名を想像をして二人で盛り上がった事があった。

まさにこの番組的な発想である。

ある精肉店で

お肉屋さん

ここからはあくまでも想像の話である。

 

友人は豚のミルフィーユ鍋が好きで、いつもの精肉店へ豚バラ肉を買いに行く。

毎週金曜日に。

いいお客さんだ。

感想を付け加えると、友人の作るミルフィーユ鍋はとても美味しい。

友人に対して、精肉店の中ではこんな認識になる。

【毎週金曜日に豚バラを買いに来る人】

この段階では、まだあだ名にはならず認識だけの状態。

かなり慣れてきて、顔見知りになる頃にはこんなふうに言われるように。

【いつもの豚バラの人】

あだ名が付き、常連さんぽくなる。

ただ、金曜日に買いに行けない時も当然出てくる。

そうなると、

【金曜日の豚バラの人】

というあだ名に変わる。

(金曜日に来ていたあの豚バラの人)

そして、毎週ではなく不定期に買いに出向くようになると、

【金曜日の豚の人】

と呼ばれ始める。

なんだかドラマチックな感じかする。

ここで終わればあだ名として理解できるが、会話にすると長すぎる。

そこで中の人たちに付けられる次の名は

【金曜日の豚】

この時点で完全に人の扱いではなくなる。

お客さんという一番大事な事を忘れ始めている。

ここからはもうただのノリだ。(イヤな予感がする)

さらに

【金豚】

になり、

結局、最終的なあだ名は、

 

【豚】

 

悪ふざけが過ぎる。

「ウワサのお客さま」に出演

そして【ウワサのお客さま】で友人はこう聞かれる。

ブタとカエルのイラスト

「あなたがウワサの「豚」ですか?」

テレビ越しに見る友人は笑っていない。

顔が引きつり愛想笑いすら微妙だ。

ウワサのお客さま

そして、そのテレビを見ている私は呼吸が乱れる。

からの迷走神経反射だ。

そんなことより、友人のハートがブレイクしてしまわないかと心配になる。

動揺が止まらない。

とにかく落ち着かせる。

そして、気持ちが落ち着いた頃には、お客さまを「豚」と呼んだ精肉店の行く末も心配になる。

あだ名で呼ぶお客さまへの礼儀

私も接客業をしているので理解できるが、始まったらもう止まらない。

テレビで流せるような可愛いものばかりではない。

現実は、【豚】のようなあだ名ばかりだ。

ただのノリがエスカレートして付けられたあだ名は、その原型すらとどめていない。

新人さんにあだ名の由来を聞かれても、原型を見失っているので答えられない事の方が多い。

もう由来なんてどうでもいい。

この人はこの人だ。(よく分からない説明)

 

1つ言えるのは、あだ名がつくお客さまは、お店にとってはお得意様だってこと。

あだ名というのは「いつも来てくれるお客さま」から始まるものだから。

そのお客さまに、絶対あだ名は知られてはならない。

そこは細心の注意が必要だ。

あってはならないが、もしどこかのおっちょこちょいが口を滑らせて、知られてしまう最悪の事態が起きたとする。

そんな時でも決してお客さまが不快にならず、許したくなる方法はただひとつ。

お客さま自身がおもわず笑ってしまうようなユニークなあだ名をつけること。

そしたらもう公認である。

それが、あだ名で呼ぶお客さまへの最低限の礼儀ではないかと思う。

 

そして、先日分かった事がある。

いつも行く焼肉店で、「ハラミの人」と呼ばれていた。

確かに傷つきはしない。不快にもならない。

が、普通すぎて切ない。

 

普通のあだ名では、収まりきらないような個性を持たねば。

と、ハラミの人は心に決めた。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

すだち2号

タイトルとURLをコピーしました